0
0
A09 ChatGPTからの返答を改善する
それでは、プロンプトに具体的な会社の背景情報を付け加えてみましょう。
今回、改善したプロンプトは以下の通りです。
「当社は動画制作会社です。社員は10名です。年商は1億円を目指しています。予算をかけずに効果の高い売上アップ方法を教えてください。」
このように、会社の業態・社員数・目標売上・施策の目標と条件を具体的に追加しました。
では、先ほどの質問に続けて、この新しいプロンプトを入力してみます。新規で質問を作らずにあえて続けて質問することで、「ChatGPTにより具体的な回答を期待している」こと、そして「前の質問を踏まえて再度尋ねている」ことを伝えることができます。
回答が返ってきました。
今回のように、より具体的な質問を入力すると、ChatGPTは前回の回答を考慮して、より踏み込んだ提案を行うことが可能になります。実際に返ってきた回答を見てみると、リピート顧客の獲得と育成、SNSを活用した無料のマーケティング、紹介制度の導入など、入力された条件に基づいて質問者の企業状況に合った具体的な施策を提案してくれました。これにより、回答の具体性が向上し、企業の状況に即した、実行可能な施策を得ることができます。
ご覧のように、プロンプトに具体的な背景情報を加えることで、ChatGPTは一般論にとどまらず、より実用的で具体性の高い提案を生み出すようになります。こうして、プロンプトにどのような情報を盛り込むかが、AIの出力の質を左右する重要なポイントであることを、実感していただけるのではないでしょうか。
コメント
ログイン、もしくは会員登録いただくと、コメントできます。