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A08 ChatGPTの有料版を使ってみよう
それでは、再びChatGPTにプロンプトを入力してみましょう。今回は有料版のChatGPT Plusを使い、「会社の売り上げを上げる方法を教えて」と質問してみます。
画面に表示されているのは、無料版チャットからアップグレードした有料版のチャット画面です。無料版と同様に、画面中央の入力窓からプロンプトを入力します。
今回は、「何個挙げてほしい」などの具体的な指示をしていないため、ChatGPTは質問の内容をもとに、一般的に妥当だと判断した数や情報を生成します。ただし、ChatGPTは統計モデルに基づいて回答を生成しているため、同じ質問を繰り返しても回答が異なる場合があります。これは回答の多様性を意図した設計によるものです。
実際に返ってきた回答は一般論にとどまっている印象で、これでは自社の売上を向上させる具体的な方法を得られたとは言えません。漠然とした質問では、具体性に欠ける回答しか得られないことがあるのです。たとえば、「会社の売上を上げる方法を教えて」とだけ入力すると、ChatGPTは「商品・サービスの価値向上」や「マーケティングの強化」といった一般的な回答を生成します。しかし、こうした回答は具体性に乏しく、質問者の状況に合わない場合も多いです。
これは、プロンプトに会社の詳細情報や明確な目標設定が含まれていないためで、AIが的確なアドバイスを提供するには、より具体的な入力内容が必要となります。
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