レッスン構図・構成論

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この講座では、映像制作の根幹である「構図と構成」を解説します。構図の歴史を絵画から動画へと追い、写真以降に重視される偶発性や動画時代の面積率に注目。そして、カットを繋ぐ構成が、動画制作においては構図より重要であることを説明しています。クレショフ効果とモンタージュ論の違いや用途を比較し、作品の階層構造における構成の役割を説明。さらにNGルールに関するセクションもあります。本講座を通して、映像表現の可能性を広げるヒントを得られるでしょう。
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全6パート順番に学習をすすめてください。
このレッスンについて
構図の歴史
このセクションでは、構図の歴史を絵画から写真、映像、動画へのメディア変遷と共に解説します。絵画では構図が計画的に重視されましたが、写真以降は偶発性が重要視される傾向にあることを紹介します。特に写真では、一瞬を捉え、偶発的な出来事が面白さを増す要因になると学びます。
構図とは?
ここでは、構図の基本的な考え方を説明します。構図とは、画面内に視覚要素をどのように配置するかを決めること。視線誘導、感情・物語表現、情報強調、美的効果といった構図の目的や役割を解説します。 日の丸、三分割といった古典的な構図を図示し、動画時代に重要な「面積率」について述べます。
構成とは?
このセクションでは、動画制作において特に重要な「構成」の概念を学びます。構成とは、「カット」という映像の断片を、特定の秩序(コンセプト)に基づいて繋ぎ合わせる(編集・モンタージュ)こと。 動画では、「構図」よりも「構成」(どのように繋ぎ合わせるか)の方が重要であることを理解します。
クレショフ効果とモンタージュ論
ここでは、映像の編集理論であるクレショフ効果とモンタージュ論を解説します。 モンタージュ論は「衝突」であり、映像の対立・衝突から新しい意味が生まれると考えます。 これは日本の漢字から影響を受けているとも言われます。 一方、クレショフ効果はショットの「組み合わせ」で意味を生みます。 それぞれの効果や映像制作での用途の違いを比較して学びます。
構成と作品
このセクションでは、構成がどのように映像作品全体を成り立たせているのかを説明します。映像作品は「カット」という断片を、コンセプトに基づいて繋ぎ合わせ(編集・モンタージュ)構成され、動画では「構図」より「構成」が重要であることを解説します。 作品はカット、シーン、シーケンスの階層構造を持ち、構成は主にシーンやシーケンスの操作に関わることを説明しています。
NGルール
構図や構成に関する“やってはいけない例”を通して、サムネイルやビジュアル制作で避けるべきポイントを学ぶ講座です。歴史的絵画の構図も引用しながら、初心者がつまずきやすいNGパターンを視覚的に解説し、より効果的なデザインの考え方を身につけます。
各パートについて
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1構図の歴史
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2構図とは?
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3構成とは?
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4クレショフ効果とモンタージュ論
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5構成と作品
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6NGルール
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